ブラック業界に勤める僕は、毎日本当に時間がない。
でも仕事に追われる毎日の中にも僅かでも楽しみが欲しい。癒しが欲しい。
そんな風に思っているサラリーマンの同志も多いのではないか?
そんなあなたに伝えたい。
爬虫類飼育、とりわけヒョウモントカゲモドキ飼育という最高の趣味があることを。
この記事は
- ペットを飼いたいけど世話する時間がなかなかとれない
- 新しい趣味や刺激が欲しい
- ヒョウモントカゲモドキに興味があるので魅力を教えてほしい
こんな人たちに是非読んでいただきたい。
僕がヒョウモントカゲモドキ=レオパの魅力を120%紹介する。
レオパ飼育が時間のない人におすすめである理由
丈夫で手間がかからない
レオパの良いところを挙げるとたくさんあるが、一番の長所は丈夫で手間がかからないこと。
忙しい僕ら。
ただでさえ時間がないのに、生き物の世話なんてとてもじゃないけどしていられない!そう思っているそこのあなた!大丈夫です。
レオパは爬虫類界の中でも丈夫で有名。
レオパ飼育で一日の世話にかかる時間は、1匹であれば10分程度あれば十分。
内容は餌やり、水替え、うんちの掃除。月に一度程度のケージの清掃。
更にアダルトであれば餌やりも週一程度。ちなみに成長別の餌やり頻度はこんな感じ。
- ベビー(〜30g)は毎日
- ヤング(30〜50g)は2.3日に1度
- アダルト(〜50)は週に1度
爬虫類は変温動物で自分で発熱しないため、消費カロリーも人や犬猫に比べると小さく、活動量が少ない個体であれば餌はそこまで必要ない。
さらに、レオパあのぷりぷりした尻尾にはなんと多くの栄養が蓄えられている。元々、アフガニスタンなどの過酷な場所で生き残ってきただけあって、飢餓などに対する能力は非常に高いものがある。
忙しい僕らにとっての最高のペット、それがレオパなのである。
ディズニー映画に出演していそうな愛くるしい表情
レオパのもう一つの魅力。それはなんと言ってもその愛くるしい顔つきにある。
爬虫類というと、ギョロギョロした目で少し恐い顔を想像する人も多いと思うが、レオパは全然そんなことはない。
トカゲモドキ科に属するレオパにはなんと爬虫類なのに瞼がある。
眠くなるとウトウトと瞼を閉じるし、パチクリと瞬きするシーンもよく見られる。
瞼があることで、とても表情豊かで愛くるしい表情をしている。
どうだろう?まるで人間のように豊かでかわいい表情。
もっと見たい人は『レオパ かわいい』で検索してみれば、ウインクしている姿やてへぺろしているところなど、最高にかわいいレオパを見ることができる。
以前『アナと雪の女王2』にサラマンダーが出てきた時に、これはレオパなんじゃないか!?と爬虫類界隈で話題となった。
その可愛さで人気になったサラマンダーだが、僕個人的にはレオパの方がよりかっこいいし、より愛嬌いっぱいだぞ!とお薦めしたい。
忙しい毎日の中にかわいいペットと触れ合える時間が持てることは、たとえ僅かな時間でも大きな楽しみになっている。
さらにレオパにはまっていく人のための数々の魅力
非常に熱量のある魅力的な業界
飼育方法などを聞くと惜しげもなくすごい熱量で色々なことを教えてくれる。
自分の知識もついてくると、そういった人と会話することが楽しくなる。爬虫類ショップの人とお店で1時間立話なんてこともザラにあるし、ブリーダーの人と会うと、駅前のベンチで話し込んで気がつくと2時間、なんてこともある。
日々、仕事に明け暮れている僕がいかに狭い世界観で生きていたということがわかったし、自分が知らない世界に触れることが新鮮な刺激となり、素直に生きていく楽しみが増えたと思ってる。
非常に多彩なモルフ
実は、僕がレオパに一番魅力を感じている点はここにある。
漆黒のブラックナイトという種類もいれば、目の覚めるような美しいオレンジ色のタンジェリンという種類もいる。
色や柄、大きさなど飼育者を飽きさせず、色々なモルフを飼いたくなってしまうのが、レオパなのである。
モルフに興味を持ってしまったあなた。あなたはすでにレオパ中級者の予備軍です。
飼育する前に大変なこともあると知っておきたい
ここまでレオパのいいところばかりを挙げてきたけど、もちろん大変なこともある。
飼育を考えている人は次の3点はしっかりと考えて欲しい。
しっかりとした飼育環境をつくってあげることができる
レオパを迎えるということは生物を飼うということ。生きていくための環境をしっかりとつくってあげなくてはいけない。
さらに、レオパの寿命は10年〜15年にもなると言われる中で、途中で飽きてしまったらあとは適当に扱う、なんてことは許されない。
生き物を飼うという自覚と責任をしっかりと持つことが大事である。
生餌を与えられることが前提
レオパは昆虫食がメイン。日本で流通している生餌はコオロギ、ローチ(ゴキブリ)、ワームである。
多分どの餌も普通の人は苦手なんじゃないかと思う。
最近では、人工餌の改良が随分と進み、嗜好性の高い餌も増えたけど、やっぱり食べない個体は食べないし、今まで食べてたのに突然人工餌を食べなくなった、なんて個体も結構いる。
もしレオパが餌を食べなくなってしまった時、飼い主が生餌を扱えないと、そのレオパは餌にありつけなくなってしまう。生餌を与えられる、というのがレオパを買う最低限の資格といえる。(餌については以下の記事で詳しくまとめている。)
虫は怖くて触れない。というそこのあなた。大丈夫。僕も虫は苦手だったけど、慣れるもんです(笑)
病気の時にしっかりと対応できる
とても丈夫なレオパだが、時には体調を崩してしまうこともある。体調不良の時、動物病院にかかる必要があるのだが、これがなかなか大変である。
まず、爬虫類を診療できる動物病院がとても少ない。動物病院を探すだけでも一苦労する。
動物病院を見つけることができても、その病院で適切な処置ができない可能性がある。特にクリプトというレオパに影響が大きい寄生虫感染が起こった場合、対応できる薬を処方してくれる動物病院は多くない。
さらに診療、処方含め、1万円程度の費用がかかることもある。
費用、労力含めこういうトラブルにつきあうことができるかどうか。飼育する前にはよく考えてほしい。
レオパの体調不良の体調不良の対処は以下の記事にもまとめているので参照してほしい。
結びに
僕がヒョウモントカゲモドキに出会ったのは4年前。
当時、仕事が忙しい上に、相性の悪いパワハラじみた上司の下で、毎日の生きがい、楽しみを失っていた時に出会ったのがヒョウモントカゲモドキだった。
元々生き物が好きだった僕にとって、こんなに魅力的な世界があるのか!とワクワクがとまらなかったことを、今でもよく覚えている。
今ではその上司は別プロジェクトに飛ばされ離れているけど、あの時、新たな世界の扉を開くきっかけをくれたことだけは、感謝している。
この記事が少しでも参考になって、みなさんにも新しい出会いにつながればとてもうれしい。
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